スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --:-- [edit]

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

24.スタンド・バイ・ミー  

最初の入りは映画の方だった。青春ゴッコ真っ只中の学生時代、レンタルショップで借りて友達の家に泊まって観た記憶がある。内容云々はさておき、当時はいわゆる青春物を見ては「いいねぇ」などと悦に入り、友情を深めていったわけである。
ところが、果たしてこの映画は青春物だったのだろうか。作者は近代モダンホラーの巨匠、スティーヴン・キング。原作小説も副題には「恐怖の四季」とある。映画の中のホラー要素と言えば、まず話の主題である「死体探し」と、旅の途中で遭遇する「蛭のいる池」位。怖いという印象を持った覚えはなかった。
小説も同じで、例えば同作者のミザリーやクージョのような怖さはない。二度とは戻らない少年時代への郷愁のようなものが読後感にあった。正直、この作品は小説より映画の方が面白いと思う。
img_653182_51495324_0[1]

Posted on 00:14 [edit]

category: 本棚

tb: 0   cm: 0

23.キリンヤガ  

いわゆるユートピア物の部類に入るSF小説だが、これは面白かった。連作短編の形式を取っているのだが、特に2羽目に収録されている「空にふれた少女」と「古き神々の死すとき」が良かった。内容には触れない。
ユートピア物と書いたが、果たしてこれはユートピア物なのか、と言う疑問はある。これはある種、アンチユートピア、ディストピア物なのかもしれない。
ユートピアはユートピアになった瞬間から、ユートピア足り得ない。そんなパラドックスを考えさせられた。
kiliyang.jpg

Posted on 22:31 [edit]

category: 本棚

tb: 0   cm: 0

22.FBI心理分析官  

今、もっともはまっているテレビドラマとして当ブログでも何度か紹介したクリミナルマインド。内容はFBIのプロファイルチームとシリアルキラーと呼ばれる連続殺人鬼たちの戦いを描いた刑事物。扱う事件のリアリティかつ重厚さとプロファイラーチームの個性的な面々が良い相乗効果を生んでいる。
この本は直接原作というわけではないが、著者は恐らく、現実におけるFBIプロファイルチーム創設者の一人である。その創成期に、著者が多くのシリアルキラーと面談し、研究し、彼らの内面にいかに迫り、どのようにしてプロファイルを作っていったのかを記したノンフィクションである。確かに内容はえぐい。日本ではおよそ考えられないような残酷かつ冷酷な殺人事件の描写が数多く出てくる。
前クールだろうか。日本でもやけにプロファイラーにスポットが当たったドラマが乱立した。しかし、今一物足りなかったのは事件の多くが「日本らしくない」ことだった。日本はやはり怨恨だとかそう言う動機ある殺人の方がしっくり来るような気がする。ま、それはまた別の話。
51A6H3AQGAL[1]

Posted on 22:51 [edit]

category: 本棚

tb: 0   cm: 0

21.あゝ荒野  

僕が尊敬してやまない寺山修司の異色長編小説。ジャズ形式で小説を書くという、いかにも寺山らしい実験的な取り組みである。内容は寺山節炸裂といったアングラ色満載で、にわかには分類しがたい。エンタテインメントとも言えるし、詩的とも取れる。万人受けしないことは間違いないだろうが、寺山ニアには堪らない世界観。かなりのページ数だったが、一気に読破してしまった。
ただ惜しむらくは、段落ごとに様々な写真が挿入されていることだ。世界観に合った新宿界隈の写真なのだが、このせいで本自体でかくなってしまっているのだ。どうせならば、2冊組にするか、文と写真のページを分けて欲しかった。
だが、掛け値なしに面白かった。
1blog_20[1]

Posted on 19:25 [edit]

category: 本棚

tb: 0   cm: 0

20.ラッシュライフ  

今最も人気のある作家だと思われる伊坂幸太郎。何冊か読んだことがあるが、まあ独特というか、個性的な世界観がある。そこら辺が人気の要因なのだろうか。
色々な人間の人生が思わぬ所で交錯し、一つの物語になっていく。起承転結があるようでないような。ミステリーであり、ヒューマンであり、少々ホラーでもある。面白いといえば面白いが、この作品に限って言えば「んで?」というのが正直な感想。実質的なデビュー作「オーデュボンの祈り」の方が面白いと思った。
話は逸れるが、この小説は映画になっているらしい。観たことはないが、どうやって映像にしたのだろうか。映像にしたら、この物語の最も鍵になる部分が台無しだと思うのだが……。
2008-01-08[1]

Posted on 22:11 [edit]

category: 本棚

tb: 0   cm: 3

19.シューレス・ジョー  

何とも心地よい小説である。小説よりも恐らく、映画「フィールド・オブ・ドリームス」の方が有名かもしれないが、どっこい原作も映画に負けず劣らず面白い。というか雰囲気、世界観が良い。一般的にはファンタジー小説なのだが、100%ファンタジーというわけではなく、ちょっと非日常の話という按配。現実と非現実の割合がちょうど良いのだと思う。僕は野球少年というわけではないが、これを読むと野球をやりたくなる。
517b101f[1]

Posted on 21:49 [edit]

category: 本棚

tb: 0   cm: 0

18.われはロボット  

●第一条、ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
●第二条、ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
●第三条、ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

いまやロボット物のスタンダードになったロボット工学三原則。それがはじめて定義されたのが、このアイザック・アシモフ著「われはロボット」である。wikiによれば、アシモフがこの三原則を考えた過程があれこれと書いてあるが、事情はともかく、後々にこの三原則がロボット工学そのものや、数々の物語や映画に与えた影響は計り知れないわけで、そう言った意味では非常に歴史的価値の高い小説(短編集)だと思う。
515DWCZ6XVL._SL500_[1]

Posted on 22:05 [edit]

category: 本棚

tb: 0   cm: 0

17.蜘蛛女のキス  

一番最近読み終えたばかりの一冊。何故か訪れた南米文学ブームに乗って、衝動的に買ってみた本でもある。一言で言えば、やはり難解かもしれない。
まず、基本的には会話文しかない。刑務所の同じ房に入れられた若きテロリストと中年ゲイの、永遠と続く会話で構成されている。その内容たるや、中年ゲイが自分が観た映画のストーリーを話して聞かせるという、これまた気の遠くなるような話なのだ。テロリストはその話にあれやこれやとケチをつけるだけ。だから、小説の筋らしい筋はないと言ってもいい。
そして所々に、同性愛や異性愛に関する論文や、看守と中年ゲイのやりとりが挿入されていく。この論文というのがまた、難解かつ専門的すぎて理解しがたい。
恐らくこれは愛の物語なのだろう。それを実験的に描いてみせたということか。またいずれ、読み直してみたいと思う。
img_595[1]

Posted on 21:09 [edit]

category: 本棚

tb: 0   cm: 0

プロフィール

ブログ内検索

カレンダー

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

過去記事

リンク

アクセスカウンター

私の本棚


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。