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スパルタX。  

ウオッカの凱旋門賞挑戦プランが霧散した。蹄球炎が発症したという。競走馬に怪我は付き物だが、ことウオッカに関しては、やはり宝塚記念が余計だったな、と思わざるを得ない。
すでにHeaven氏のブログに先を越されてしまったが、ウオッカを管理する角居調教師は、管理馬をよく故障させる。看板馬だけでもカネヒキリ、デルタブルース、ウオッカ、ディアデラノビア、シーザリオ、フレンドシップと、復帰した馬もいるが、とにかくしょっちゅう馬を壊してしまう。何故か?

馬を壊す調教師で有名なのは、松田国英調教師だろう。NHKマイル~ダービーのローテにこだわりすぎて、クロフネ、タニノギムレット、キングカメハメハと次々に引退へ追いやった。調教師にしてみれば、3歳春にマイルから2,400メートルまでこなすことで、種牡馬価値を高めるという信念を持っていたようだが、ファンにしてみれば「またやったよ」である。いい加減に悟れ!と。
結果的にそこで終わってしまったが、松国は2頭のダービー馬を出したトレーナーになった。現役では最多だが、どうして師の管理馬が強いのか。一つの面白い解釈がある。それはセレクトセール出身の超高額馬に、安くて丈夫なマイネル軍団並の過酷な調教を課すからだ、という説である。「器」と言う表現は使いたくないが、一般的には良血馬の方が能力を蓄積する器が大きいとされている。だから高い。がしかし、その分脆い。大事に大事に調教し、器にひびが入らぬよう育てる。
一方のマイネル軍団は能力の器が大きくない、いわゆる安馬が多い。乱暴な言い方をすれば、安いからこそ多少キツい調教を課しても構わない、という地点から発想がスタートしている。でなければ、2歳時から1kmもある坂路を何度も走らせないだろう。器ギリギリまで能力を満たすことで、満杯ではない良血馬と戦うのである。そこにきて、松国のおっさんは100の器に100満たす調教をこなす。だから馬が強い。が、すぐ壊れる。
そして本題。角居調教師は、松国の弟子である。松国式スパルタ調教を受け継いでいるのだ。スパルタ調教で馬を育てることで、管理馬をGI戦線で活躍させ、海外でも結果を残している。が、やはり馬をすぐ壊す。加えて、ウオッカを生産したカントリー牧場もまた、スパルタで有名な牧場だった(それは先代の話で、今はわからない)。スパルタ×スパルタ=牝馬のダービー馬を生んだ。

馬を強くするためにはハードな調教は必要だが、そこには故障のリスクがある。仕上げず走らせ、ただ走らせる調教師がいる一方で、厳しすぎて大事な馬を失う調教師がいる。あちらを立てれば、こちらが立たず。勝つこと、強くなることの代償はあまりに大きすぎた。角居調教師のチャレンジ精神は買いたいんだけどなぁ…。
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Posted on 02:51 [edit]

category: 競馬

コメント

角居師はビッグタイトルに対し並々ならぬ意欲をお持ちのようで、ディアデラの桜花賞TRの連闘の時にも物議を醸した事が記憶に新しいですよね。

以前、「運の紙袋」という話を見た事があるのですが(運を入れておける紙袋というものがあって、あんまり欲張って詰め込むと底が抜けて運が全部落ちて無くなってしまうという訓話)、角居師の場合「意欲の紙袋」といった感じですね。意欲的に積み重ねた調教が故障で紙袋の底を破り抜いてしまうといった。


競馬界の格言「無事是名馬」。調教師なら「故障させないトレーナーは名トレーナー」でしょうか?角居師はどうでしょうね。


私が一番不思議に思っているのは「角居師英断!」と師を讃える声が圧倒的に多い事。世の中心の広い人が多いんですね。。。

URL | Heaven #-
2007/08/10 10:30 | edit

結局ファンも勝手ですからねぇ。
勝てば官軍というか、ウオッカがダービー勝った時は手放しで喜び、宝塚で負けたらやはり無茶だったと。そしてこの故障。
英断というのは、無理すれば使えるのに使わなかったことにでしょうかね。英断かぁ。まあ普通の決断だと思うけど。俺的には、凱旋門賞を回避し、BCに挑むと言う英断をぶちかまして欲しかったっすわ。

URL | タカアキ #iqhSIKS2
2007/08/10 23:27 | edit

ファンの視線では「またかよ・・・」かもしれませんが、馬にとっては松田国師や角居師の方針の方がいいような気がします。
クロフネもタニノギムレットもキングカメハメハも、勝てるときに勝てるだけ勝って、とっとと種牡馬入りして毎日牝馬の相手をしています。
他の厩舎だったらダービーや国際G1に勝って種牡馬になれたか?
競走生活が長いことよりも、種牡馬生活が長いことの方が馬にとっては幸せなのではないか?
脚部不安→休養・引退のパターンは多いですが、不安があるのを承知で使って予後不良、といった大事故は起こしてないのでは(少なくとも僕の記憶では)?
馬を長持ちさせることができて、松田国師や角居師よりもビッグレースに多く勝つことができる調教師がどれだけいるのか?
なんてことを考えると、太く短い競走生活を送らせる松田国師や角居師は「馬に優しいトレーナー」かもしれません。

URL | p4p. #tS/D58TE
2007/08/11 06:40 | edit

う~ん…どうなんでしょうね。


「的外れなことを言うな」とお叱りを受けてしまうかもしれませんが、野球で例えさせてもらいますと…


監督やコーチ(トレーナー?)が投手に過酷な投げ込みをさせ、中2、3、4日ぐらいで投げさせて最多勝やら防御率やらのタイトル、さらには沢村賞(アメリカならS.ヤング賞)も獲れる選手に成長させ、ファンにも記憶される選手に育て上げたが、酷使された肘や肩が悲鳴を上げたその選手は20代で引退。でもその後はコーチや監督候補生となって野球人生は続く。


みたいな感覚なんですよ。「故障してしまっても厳しい競争社会で活躍できただけ良かった」という見方もできますし、「アスリートとしての寿命を縮められていなければもっと可能性が広がった」という見方もできます。


ここから先は個人個人の価値観となってしまうと思いますが、ウオッカの可能性に期待していた私にとっては「残念」である一方で「やっぱり…」と。
一線級の競走馬に常に「故障の可能性」を感じながら応援するのは心苦しく、そういう雰囲気を醸し出し続けている内は角居師を「名調教師」と認識はできないわけです。

昨日、新馬戦を勝ったポルトフィーノについて青写真を描いていた角居師でしたが、この馬も「故障するんじゃないか」と思っている人は多いと思います。私もその一人です。
しかし、もちろんそれを願っているわけではありません。
そのジレンマが、私をとても悲しくさせるのです…。

URL | Heaven #-
2007/08/12 09:17 | edit

心情的にはタカアキさんやHeavenさんと同じで、故障なしで長い間現役生活を見たいんですけど、馬自身にとって幸せなのはどっちかということを考えた場合、僕はやっぱり松田国師や角居師の肩を持ちます。

例に挙げられた野球の場合は選手自身に現役への未練がある可能性が大ですが、競馬の場合は馬自身に現役への未練などあるはずもなく、可能な限り短い現役生活で毎日お姉ちゃんの相手ができる権利をもらえて幸せだろうなと。
馬にとっては獲得賞金だとかタイトル数だとかよりも目の前の牝馬ですよ、やっぱり。

以上の話はもちろん牡馬についての話です。

牝馬の場合は牡馬ほどの厳しい選抜なしで繁殖に上げることができるので、タイトル獲得のために無理をさせて早期引退させることを「馬の将来のため」と正当化することは難しいと思います。

牡馬なら松田式スパルタ調教はあり、牝馬ならなし、ってとこでしょうかね、僕の意見は。

URL | p4p. #tS/D58TE
2007/08/12 13:31 | edit

種牡馬の概念、という話になるのですが、種を残すための本能的な交配ではなく、仕事や任務としての交配が幸福か…というと私は必ずしも、と思います。
競走中のそれとは確率的には全然違うかもですが、種付け中の不幸な事故というものもあるわけですし、年間ん百頭との種付けで生命力、寿命を削っているという話もあるそうです(科学的根拠があるかどうかも知らない上、私自身の知識では無くて恐縮ですが)。
好きな時に好きな相手と好きなだけ…というなら勿論引退後の方が幸せだと私も思いますが…。


何事においても線引き、というものは難しく、「じゃあ何歳の何月まで走れば幸せなの?」と聞かれた時に答える術を持っていませんし、全馬に当て嵌まる答えなどきっと無いのだと思います。


では何故私が引退時期や故障について角居師や松国師を支持できないのかと言うと、
「ダービー勝てたんだからダービー後に引退したっていいじゃん」
となってしまうと、じゃあ「古馬G?の存在意義は?」と考えてしまいうからです。


完成の早い馬がいて、遅い馬がいて。
前の世代がいて、後の世代がいて。
そんな中で誰が一番か考えつつ、レースに望みたい。
結論を言うとそういう事なんだと、辿り着きます。


勿論、これらの考えを押しつけるつもりは毛頭ありませんし、違う意見こそ聞く価値があると思っています。
またタカアキさんの記事に対して様々な意見を交わせ合えたら、と願います。その時はまたどうぞ宜しくお願いします。。。


長文、大変失礼致しました。

URL | Heaven #-
2007/08/12 16:13 | edit

まずは沢山コメント頂き、感謝です。

ハードトレーニングによる能力向上、そして故障。結局はコインの裏表であり、二律背反というか、強くなるためにはリスクは付き物というか。

確かに角居師や松国師の管理馬は、故障が多い。えぇ?と思うこと、またファンとしてみて憤ることもあります。しかし、結果を残しているのもまた事実。
例えば100の馬に70だけを満たし続ければ故障もせず、重賞を4つ5つ勝てるかもしれない。が、GIには届かない。一瞬でも100一杯に満たしたからこそGIを勝てた、ということはあるんだろうなぁと。
どちらが良いかという答えは出せないですな(汗)

角居式ハードトレがあったからこそ、史上3頭目の牝馬のダービー馬が生まれたのだろうし、松国の執念がなければキングカメハメハのNHK~ダービーの連覇はなしえなかったはずです。その瞬間は、誰もが「すごい」「いいもの見たなぁ」と感じたわけで、批判は故障後に生まれているんですよね、当たり前だけど。
極論を言えば、死んだわけじゃないから、セーフと言う意見もあるんじゃなかろうか、と思ったりします。

キンカメやウオッカの対局にいるような馬に、コスモバルクがいます。2歳からバシバシ鍛えられ、ついには国際GIまで取りました。すでに6歳ですが、一向に引退の気配はない。ザグレブ産駒だからだろうか?もう一頭の代表産駒コスモサンビームもすでにおりません。貴重な後継種牡馬のはずです。しかし、種牡馬としての需要を考えて、今なお現役なんでしょう。これって、幸せなことだろうか?とふと考えてしまいます。ま、蛇足ですが。

URL | タカアキ #iqhSIKS2
2007/08/13 03:15 | edit

馬を壊しているのは調教師ではなく、馬主の都合かな、とも思います。
馬主が3歳クラシックを獲りたいと言えば、調教師はそこへ向かって全力で仕上げねばならないわけで。
もし馬主が「3歳のうちは無理させないで、天皇賞春秋連覇を目標に馬を作ってほしい」と頼めば、彼らはそのように仕上げるスキルを持っていると思います。
まあその場合も、天皇賞後に壊れる可能性は少なくないでしょうが。

「壊さずG1を勝ちまくる」ってのは今の日本では無理難題で、その難題をクリアした存在がディープインパクトだと思います。
つまり、ファンが求めているものに応えることができるのは調教師の技術ではなく、素質自体が図抜けているスーパーホースなのではないかと。

URL | p4p. #tS/D58TE
2007/08/14 06:56 | edit

確かに競走馬を取り巻く環境は調教師によるものが全てではありません。馬主や最近では騎手の都合に振り回されてしまう馬も多々います。


しかし調教師の裁量で道を拓いた名馬もいると思います。
近年ならアグネスデジタル。

中央、地方、海外とオールラウンドに活躍した同馬ですが、アグネスの馬全てが遠征に熱心かというと必ずしもそうではありませんし、主戦四位騎手も遠征に長けている騎手というイメージはあまりありませんでした。

それでもあれだけ場を問わず活躍させる事ができたのは調教師の才覚だと思っているのですが。
他の調教師でも同様の活躍が出来るか否か。イメージの類以外の何物でもありませんが、それが調教師を匠か否かを分けるラインではないか、と考えます。

URL | Heaven #-
2007/08/14 12:05 | edit

アグネスデジタル。
この馬ほど毎回出走レースが楽しみだった馬はそうそういません。
テイエムオペラオーと並ぶ、過小評価されている名馬だと思います。


今年アメリカのベルモントSで牝馬Rags to Richesが優勝したのも、陣営の判断が名馬を作った例だと思います。
牝馬の優勝は102年ぶりとのことで大騒ぎ。
僕の職場でも話題になっていたんですが、僕は「Rags to Richesがスーパー牝馬というわけではなくて、このレベルの牝馬は今までにもいたはず。ただ挑戦しようとしなかっただけ。今回の勝利は挑戦を決断した陣営のファインプレー。去年のヨーロッパ最強古馬は牝馬(Ouija BoardとPride)だし、南半球の賞金獲得額の歴代1、2位は牝馬(Makybe Diva、Sunline)だし、日本でも牝馬がビッグレースを勝つことは珍しくはないし、牝馬が牡馬より劣るなんてことはない。デビューから引退まで牡馬と牝馬の路線が完全に分かれているのはアメリカぐらいのもんで、それはアメリカ競馬の悪しき伝統。その伝統にとらわれて能力のある牝馬を牡馬と戦わせなかった陣営は結果的にその牝馬のチャンスを奪ったってことだ。Rags to Richesの陣営が賞賛されるのと同時に、これまで強い牝馬を持っていながら挑戦しなかった陣営は批判されるべきかもしれん」ってなことをまくしたてたら、相手は納得してました。

URL | p4p. #tS/D58TE
2007/08/14 15:16 | edit

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