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「ギムレットにはまだ早い」、ということはない。  

「ギムレットにはまだ早い」
これは、ハードボイルド小説“長いお別れ”に出てくる有名な台詞。主人公フィリップ・マーロウの台詞で、内容は覚えていないが、この台詞だけはとにかく鮮烈に記憶している。
競馬ファンにとってギムレットといえば、2002年のダービーを勝ったタニノギムレットということになる。同世代では破壊的な末脚の持ち主で、皐月、NHKと涙を飲んで、ついに大一番で末脚が爆発した。結局、春先の連戦が祟ってダービーを最後に引退、今年初年度産駒がデビューしている。初めて見たダービー馬の子供が、もうデビューしているのだから、時の流れとともに自分の歳も感じてしまう。

今年の阪神JFは、そのタニノギムレット産駒のウォッカが優勝した。ゴール前、粘りこみをはかる1番人気アストンマーチャンを、まさに力でねじ伏せた走りは、父を彷彿とさせた。今回が3戦目とは思えぬ破壊力。素直に脱帽である。僕は、鞍上の四位がゴール前で無理矢理大外に出して届かないだろうと読んで切ったが巧く乗られてしまった。
四位といえば、父タニノギムレットにも乗っていた。皐月賞では1番人気に押されながら、乗りへぐって3着。相当にバッシングされ、ダービーでは武豊に乗り替りの憂き目にあった。まあ元々武豊も乗っていて、この年の春、武が落馬して休養中ということもあり、急遽四位に白羽の矢が立ったという経緯だが、それでも四位にしてみれば口惜しかったに違いない。皐月賞後、陣営(松国厩舎)は「鞍上のミスじゃないし、責めるつもりはない」と言っていたが、結局は武豊に乗り替わったわけで、四位にしてみれば責められた方がましだっただろう。
そんな因縁めいた馬ウォッカだが、今回は見事に四位の手綱で戴冠した。父の雪辱を子供が果たすというエピソードは競馬でよく引用されるが、今回のような形で父の無念を子で果たすとは、これもまた競馬の妙である。種牡馬タニノギムレットにしてみれば、初年度産駒からG1馬を出す最高のスタートを切った。また社台系列ではなく、ギムレットを生んだカントリー牧場産で、母もタニノシスターという、牧場の血の髄を集めた一頭。タニノの馬は、ギムレット以降酒の名前を用いる馬多かったが、冠名を外してシンプルかつ強烈な酒を用いたら、そのままに強烈だった、ということか。
まだ3戦ということで、これからの成長力も望めるし、ドンドン強くなっていきそうだが、心配な点もある。管理する角居調教師だが、確かに新進気鋭の若手トレーナーとして海外でも実績を挙げているが、とにかく故障が多い。使える時に使おうというスタイルなのか、結構無茶なローテを組むことがしばしば。くれぐれも厩舎の先輩シーザリオと同じ轍を踏まないように、無事に競争生活をまっとうさせてもらいたいものだ。

最後に、馬券を的中させた皆さん、今夜はウォッカ・ギムレットで乾杯でもしてください。
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