愚者ばかりの日日〜競馬事変 3rd GIG

 
1
2
3
5
7
8
9
10
11
13
14
15
16
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
05


東京優駿二〇一二〜4.打倒!サンデーサイレンス

サンデーサイレンスの直仔がいなくなった初のダービーは2007年。勝ったのはSS系種牡馬ではなく、タニノギムレット産駆のウオッカだった。しかし、2着には母父SSのアサクサキングス、3着にはタキオン産駆のアドマイヤオーラが入って、直仔なくともSSの血の旺盛を見せ付けた。
次いで2008年はタキオン産駆のディープスカイが優勝、母父SSのスマイルジャックが2着、3着にやっとSSの血を持たないブラックシェルが入り、またもやSS系強しを証明した。2009年はその傾向が顕著で、1〜3着がすべてSS系種牡馬の産駆(ロジユニヴァース、リーチザクラウン、アントニオバローズ)。ちなみに4着のナカヤマフェスタもステイゴールド産駆で掲示板の内4頭がSSで占められた。2010年、2011年も父か母父にSSを持つ馬が上位を占め、結局2007年〜2011年までの5年間で、ダービー上位3頭に入った馬15頭の内、SSの血を持たなかったのはウオッカ、ブラックシェル、エイシンフラッシュの3頭だけであった。そもそも、これだけSSの血が飽和し、出走馬のほとんどがその血を持っていることを考えれば仕方のないことだ。だから逆に3頭もSSの血を持たざる馬が馬券に絡んだことを脅威、とするべきだろうか。それに内2頭はダービー馬だし。
今年、現在出走可能な上位18頭の内、非SS系種牡馬の産駆はたったの5頭。コスモオオゾラ、アルフレード、トリップ、モンストール、ゼロスである。他12頭はディープインパクト産駆が7頭、ステイゴールド産駆が2頭、タキオン、ハーツクライ、フジキセキ、ダンスが各1頭ずつになっている。
さらに、非SS系種牡馬の産駆5頭の内、母父もSSなのはアルフレード、トリップ、ゼロス。つまり、仮にこのまま18頭の出走が決まった場合、その血にSSを持たない馬はコスモオオゾラとモンストールだけ、と言うことになる(ちなみに回避等が出て、現在除外対象の6頭に権利が発生したとしても、SSの血を持たないのはスノードンだけ)。何年か前に出走全馬がSSの血を持っているという異常事態(と言うか去年か)があったことを思えば、たった2頭とは言えゼロSS馬が出走することを良しとするべきなのかな。モンストールは出走するのか微妙なところだが、コスモオオゾラは出てくる。応援したい。

では、ダービーで相性が良さそうなSS血統は、ということになる。勝ち馬こそ出ていないが、キングカメハメハ×SSは2年連続で3着以内を出している(ペルシャザール、ローズキングダム)。今年、これに当てはまるのはゼロスただ一頭。もれなく人気も下落しているし、伊達や酔狂で3連勝などできないのが競馬と言うことを思えば、明らかに軽視されるだろうダービーは怖い一頭。枠次第と言う感じもあるが、人気馬の多くが後ろから行くので、各馬が牽制しあっている間にスイスイ、という天皇賞・春的な展開がないとも言い切れない。
ネイユニヴァース産駆も初年度からダービー馬を輩出し(ロジユニヴァース)、翌年も3着馬(ヴィクトワールピサ)を出すなどダービーとは高成績を残しているが、今年は不出走。三冠馬となったステイゴールド×メジロマックイーンは皐月賞馬ゴールドシップがドンぴしゃりだが、あまりにそのまま過ぎてつまらない。またもう一頭のステゴっ子、フェノーメノは青葉賞を快勝して上々ではあるが、如何せん鬼門の青葉組(毎年言っているが)。また、府中得意で中山不得手、青葉賞快勝、鞍上蛯名と言うのが、ハイアーゲームと被る。POGでフェノーメノを所有しているHeaven氏もそれを危惧しているようなことを言っていた。もちろん、同じ馬など存在しないし、ジンクスなどいつかは破られるものではあるが、人気するだろうからそれとのバランスを考えてしまうと、個人的には押さえまでの評価になってしまう。
それならば一時期はポストSSの筆頭だったタキオン産駆のグランデッツァの方が面白そう。その他、SS系種牡馬として産駆をダービーで上位に送り込んだ経験のあるスペシャルウィークとマンハッタンカフェはネオユニヴァース同様、今年は産駆が不出走。産駆を送り込んでいるフジキセキとダンスインザダークはあまりダービーで実績を残していないので、少々手が出しづらいか。
僕としては、昨年2着のウインバリアシオンを出したハーツクライの仔、ジャスタウェイが捨てきれない。距離への不安があると言えばあるし、脚質が極端なだけに一か八かになってしまうが、NHKマイルCの凡走も休み明けだと割り切れば、頭はなくとも3着ぐらいには顔を出すかもしれない。鞍上の乗り替わりがネックではあるが、カレンブラックヒルで念願のGIジョッキーになった秋山だし、波が来ていると言えば買いだろう。

さて、問題は7頭もいるディープインパクト産駆である。いくら何でも、上位3頭を独占するような事態にはならないとは思うが、1頭も入らない珍事は考えづらい(無論ゼロではないし、僕はディープゼロ馬券も買うつもりだが)。あえて1頭を選ぶとすれば、どの馬か。ちなみに現時点で出走が確定しているディープ産駆は以下の通り。
ワールドエース(皐月賞2着)
ディープブリランテ(皐月賞3着)
エタンダール(青葉賞2着)
スピルバーグ(プリンシパルS1着)
トーセンホマレボシ(京都新聞杯1着)
ヒストリカル(毎日杯1着)
ベールドインパクト(京都新聞杯2着)
今年初頭の段階ではヒストリカルをダービーでも推そうかと思っていたが、如何せん休養明けと言うのが……。何故、NHKでもいいから使わなかったのか。疲れが溜まりやすいのか、馬体が出来ていなかったのか。この休養が吉と出ることを祈りたい気持ちで、選ぶならばヒストリカルでいかがでしょうか。ディープ、ディープ、ディープで決まったら、もう血統について書くのはやめる(かもしれない)。

最後に、ダービーの展開予想。
恐らくゼロスは逃げる。コスモオオゾラも先行策を取るはずだ。ディープ勢はこぞって後方待機。ディープブリランテあたりはスローならばかかる可能性大。ついでゴールドシップとフェノーメノの両ステゴ産駆は中団のやや後ろ辺りか。そして最後方はジャスタウェイ。ダラダラとレースは進んで、ホームストレッチ。まさか、ゼロスとコスモオオゾラの行った行ったか、と場内がざわついた刹那、馬群を割って追い込んでくる馬、あり。それがジャスタウェイかヒストリカルならば馬券は当たるわけだ。あ、グランデッツァが先行馬2頭の後ろで突くかもしれないな。しかし、何かを失いつつある池添だからなぁ。後ろから行っちゃいそう。
追い込み、追い込み、追い込みの展開を予想してワールドエースを切るってのは都合が良すぎる予想だとは思うが、福永にはオークスのキャトルフィーユで頑張って貰うとして、ダービーでは4、5着で茶を濁すと言うことで。
と言うことで、
◎ジャスタウェイ
○コスモオオゾラ
▲ヒストリカル
△グランデッツァ
△ゴールドシップ
△フェノーメノ
△ゼロス

ダービーだし、印が沢山でもご勘弁。5.27が待ちきれない。

東京優駿二〇一二〜3.血より濃いもの

ダービー出走に向けた全てのレースが終わり、まだ出走登録は発表されてはいないが大方のメンバーが出揃った。以下、某サイトで見つけた優先出走馬と賞金上位馬である。出走意志があるかは分からない。

ゴールドシップ、内田(ステイゴールド)
ワールドエース、福永(ディープインパクト)
ディープブリランテ、岩田(ディープインパクト)
コスモオオゾラ、柴田大(ロージズインメイ)
フェノーメノ、蛯名(ステイゴールド)
エタンダール、松岡(ディープインパクト)
スピルバーグ、未定(ディープインパクト)
アルフレード、ウィリアムズ(シンボリクリスエス)
グランデッツァ、池添(アグネスタキオン)
トーセンホマレボシ、未定(ディープインパクト)
ヒストリカル、安藤(ディープインパクト)
ジャスタウェイ、秋山(ハーツクライ)
ブライトライン、未定(フジキセキ)
ベールドインパクト、四位(ディープインパクト)
クラレント、小牧(ダンスインザダーク)
トリップ、田辺(クロフネ)
モンストール、柴田善(アドマイヤムーン)
ゼロス、川田(キングカメハメハ)

NHKマイルCを回避したことで、吉と出るか凶と出るか。賞金順でゼロスがギリギリ滑り込みそう。うーん、食指が伸びそう。しかし、武だとか横典だとかが現時点で騎乗馬なしってのは、時代でしょうかねぇ。一時期ならば、有力馬のほとんどが武騎乗で、ダービー時期が迫ると武がどの馬を選ぶのかってのが一つの焦点だった頃もあったのに。

さて、血統の話。昨年に引き続き、ステイゴールド×メジロマックイーンのゴールドシップが皐月賞を勝ち、この配合の爆発力を改めて示した。現役時代は遅咲き同士の馬の産駆がクラシックを席巻するのだから、血統は奥深い。ちなみに同配合の馬は過去に10頭確認されており、デビューまでこぎつけたのは8頭。そしてその内GI馬が3頭、重賞ウィナーを含めれば4頭。脅威的な数値である。二年連続ダービーを輩出することになれば、ステイゴールドがポストSSの一番手に踊り出ることになるだろう。
そして世間的にはポストSS、いやSS超えを願ってやまないディープインパクト産駆。上記の馬だけでも実に8頭がその産駆。二世代で16頭の重賞ウィナー、内3頭がGIウィナーであることを考えれば上々と言えなくもないが、牝馬の質を考えれば物足りないか。今年は、現時点で7頭がディープ産駆。質的にも優勝を狙える位置にはあると思うが、果たしてこれが正常なサラブレッド生産と言えるのかどうか。まあ愚痴っても始まらないのだが。友人のHeaven曰く、「ディープ産駆はトライアルホースっぽい」とのこと。そう考えると、ディープ産駆の頭はないと言うことになる。となると、俄然絞れてくる。18頭中、非ディープ産駆は11頭で、ステイゴールド産駆が2頭いる他は、なかなかバラエティに富んだメンバー構成。ちなみに昨年はディープ産駆は4頭出走して、最高着順がトーセンレーヴの9着。ディープ産駆7頭を全部切った馬券と言うのも、かなり妙味があって面白そう。

現時点で買いたい馬。
ジャスタウェイ
ゼロス
グランデッツァ
コスモオオゾラ
トリップ

東京優駿二〇一二〜2.ダービーの組み合わせ2

前回の続き。
皐月賞からの直行組3頭となると、もはや悩むところは着順だけ。組み合わせ的に皐月の1〜3着だけを外して、さらにゴールドシップ頭を除外した目を買えば良い。つまりゴールドシップとワールドエースを買うならばディープブリランテを外し、グランデッツァとコスモオオゾラを買えばよい。しかもゴールドシップ頭を抜くとなると、点数も絞れるし、仮にコスモオオゾラ→グランデッツァ→ワールドエースの順で入れば、そこそこ配当も付くのでは?

残るのは一つ。2009年の「皐月賞からの直行2頭+トライアルを使った皐月賞組1頭」と言うパターンなわけだが、これが中々曲者。ロジユニヴァースもリーチザクラウンも皐月賞で大惨敗。3着のアントニオバローズにしても皐月で負けた後、プリンシパルSに出て2着。上位2頭は皐月で人気していた馬で、アントニオは伏兵の域を出ていなかった馬。今年を見渡すと、どうもこのパターンに当てはまりそうな馬がおらず、多分、この組み合わせはない。

とまあ、ここまで来て力尽きて、後半部分はかなり適当になってしまった。そもそも競馬は生ものだし、僕はここで書いているほどデータを重視するタイプでもない。もちろん、買おうとする穴馬に理由付けするためにデータを引っ張ってくることはあるが、それは所詮、自分を納得させるために過ぎなかったりする。実際、データを引っ張り出すならば、ダービー全史を網羅する必要がある。
例えばフサイチコンコルドやアグネスフライトみたいな例が存在する以上、今年の3歳牡馬の中に両馬の様な馬がいないとは言い切れないわけだ。
実際問題、僕は本命を未だ決しかねている。昨年のオルフェーヴルやウインバリアシオンみたいにピンとくる馬がいないのが実情だ。
遺すところ、ダービーまで3週間。自分の金を賭けるに惜しくない馬を見つけたい。

東京優駿二〇一二〜2.ダービーの組み合わせ

別路線組について書こうと思ったが、気が変わったので別のことを書く。ダービー1〜3着馬の組み合わせについてである。近10年に限れば以下の通りだ。
2011年…皐1、青1、皐11
2010年…皐3、皐4、皐1
2009年…皐14、皐13、皐9(プ2)
2008年…N1、皐9、皐6(N2)
2007年…桜2、皐7(N11)、皐4
2006年…皐1、青1、皐2
2005年…皐1、京2、皐2
2004年…N1、皐11(京1)、青1
2003年…皐1、青1、皐8
2002年…皐3(N3)、青1、プ2

※()内の数字は皐月賞の後にトライアルを使った際の着順

一目瞭然で改めて書くのも馬鹿らしいが、皐月賞の1〜3着がダービーにおいて上位3着を独占したことは近10年ではない(過去は知らない)。それどころか皐月賞の1、2着がともに3着まで入ったことも2005年のディープインパクト&シックスセンスと2006年のメイショウサムソン&ドリームパスポートのわずか二例しかない。皐月賞前は混戦やら戦国ムードと揶揄された年ですら、ダービーになるとガラリと勢力が一変するというのは多々ある。
あえて内訳を示すと…
皐月賞からの直行2頭+別路線1頭…四例(2011、2006、2005、2003)
トライアルを使った皐月賞組1頭+別路線2頭…二例(2004、2002)
皐月賞からの直行1頭+トライアルを使った皐月賞組1頭+別路線1頭…二例(2008、2007)
皐月賞からの直行2頭+トライアルを使った皐月賞組1頭…一例(2009)
皐月賞からの直行3頭…(2010)

である。つまり必殺パターンは皐月賞組から2頭と別路線から来た1頭の組み合わせと言うことなる。また、皐月賞で1〜3着に限らず、皐月賞からの直行組だけで決まったのは一度しかない。つまり、ゴールドシップ、ワールドエース、ディープブリランテなどと言う目は買いづらい。
面白いのは皐月賞を使わない場合は、勝っていることが必須(ウオッカは例外中の例外)であり、逆に皐月賞を使い、なおかつトライアルを使った場合は必ずしも勝たなくてもセーフと言うことだ。2007年のアサクサキングスのように皐月賞よりもNHKマイルCで着順を落としながら、何故かダービーで巻き返したと言う稀有な例も存在する(ただ勝ち馬が例外中の例外としたウオッカだけに、あまり推せないが……)

さらに掘り下げていく。
例えば皐月賞馬を頭に買う。今年の場合はゴールドシップになるわけだが、その場合は2着に別路線の優勝馬が来る確率が近10年に限れば100%。つまりフェノーメノ(青1)、トーセンホマレボシ(京1)、スピルバーグ(プ1)、カレンブラックヒルのいずれかが2着ということだ(問題は毎日杯からぶっつけになるヒストリカルだが、人気次第では買えばよい)。そして3着は皐月賞2着馬か、皐月賞で人気を裏切り、ダービーで伏兵となった馬。つまりワールドエース(今年は後者に当たる目ぼしい馬がいない。しいて挙げればトリップと言うことになるのだろうか)。
馬券としてはゴールドシップ→別路線の勝馬→ワールドエース(トリップ)になる。

また、別路線組を頭に置いた場合は、皐月賞で惨敗した馬が巻き返すパターン。ただ問題は、ダービーで優勝した別路線組と言うのがNHKマイルCを勝ったキングカメハメハとディープスカイ、そして桜花賞2着から参戦したウオッカの三頭。牝馬参戦はないとすると、カレンブラックヒル限定になってしまう。青葉、プリンシパル、京都新聞から来た馬は相変わらず頭まではなく、だからこそ敢えて頭から勝負すると言うのも手だが、今回はあくまで過去のデータに基づいた話なので、その可能性は割愛する。問題は皐月賞で負けて、ダービーで巻き返した2着馬。2008年のスマイルジャックと、2004年のハーツクライが該当する。一方は皐月賞後にそのままダービー、一方は間に京都新聞杯を挟んでいる。二頭にローテーションの共通点はないが、逆にハーツが京都新聞杯を挟んだことで「G2ウィナー」と言う共通点が生まれた。皐月賞出走馬中、G2ウィナーはコスモオオゾラ、グランデッツァ。ありそうな予感?
さらに3着。ここにはもう共通項はない。それっぽい馬を選ぶだけになる。あえて挙げるとするならば、青葉賞馬負フェノーメノか、皐月賞後に京都新聞杯を使うも負けたベールドインパクト。うん、これだ。
馬券としてはカレンブラックヒル→グランデッツァorコスモオオゾラ→フェノーメノorベールドインパクトということで。

長くなったので、この話は一旦ここまで。次回、続き。



ゼロスが出ないので。

ゼロスは結局ダービーを目指すようだ。完璧に人気を落としたNHKマイルCは、枠順次第では狙い目だと思ったのだが仕方がない。

ジャスタウェイは、NHKマイルCを勝ったらダービーに出ると言うこと。鞍上は後藤。しかし、NHKマイルCでは福永のまま。ダービーを目指すならばここから後藤にシフトした方が良かったと思うが、こと当レースだけを考えるならば乗りなれた福永の方が分がある。本命。んでもって、ダービーも出てきたら買いたい気もある。
対抗はモンストール。やはり怖い。
ゼロスが抜けたかわりはブライトライン。二千、千八でも勝っているし、NHKマイルCと比較的相性が良いフジキセキ産駆。アンカツも怖い。
押さえにオリービン。誰と走っても、どこで走っても今一歩。こういう馬は軽視すると危険。

てな感じに変更で。

東京優駿二〇一二〜1.皐月賞から巻き返す

穴党を自負する僕にとって、ダービーは一つの鬼門だった。皐月賞で一定の結果が出ているのに、わずかひと月後のレースでそれをまったく覆す結末を予想するというのがそもそも愚行なのだ。にも関わらず、宝くじでも買うつもりで無謀な穴馬を推奨し続けて、悔しい酒を飲み続けてきたわけだ。
それが昨年。限りなく的中に近づいた。熟考を重ねた結果、皐月賞組からオルフェーヴルを逆転できる馬はいないと読み、相手は別路線だと踏んだ。その結果浮上したのがウインバリアシオン。オルフェーヴル−ウインバリアシオンを軸に予想を構成し、ゴールまで二頭が抜け出した時は「獲った!」と内心で確信した。ナカヤマナイトでもクレスコグランドでもサダムパテックでもデボネアでもいい。突っ込んできさえすれば、念願のダービー的中だった。……が、3着には好位から滑り込んだ後藤のベルシャザール。皐月賞では確か押さえたが、あまりに不甲斐ない結末に腹を立て、しかもアンカツからの乗り替わりだったので可能性はないと思ってしまったのだ。オルフェとウインの馬連でも押さえておけば良かったものの、妙な色気を持って三連勝負を賭けていたのが仇となったわけである。嗚呼、5万馬券。
振り返ってみれば、ペルシャザールは皐月賞で3番人気に支持されたほどの馬。それがダービーでは8番人気。絶好のねらい目ではあったわけだ。このパターン、つまり「皐月賞で人気を集め惨敗」→「ダービーで人気を落として好走」と言うのはよくある。例えばスマイルジャックは皐月賞4番人気に支持されながら9着惨敗。そして12番人気と支持を急落させたダービーでは2着と激走した。振れ幅は小さいが、ザッツザプレンティやリーチザクラウンもそうだと言えばそうだし、間に一戦挟んだことでファンの判断を誤らせたアサクサキングス、ハーツクライ、アントニオバローズなども、紆余曲折を経てダービーで息を吹き返した口だろう。
さて、以上のような観点から皐月賞を見直すと、今年は困ってしまう。上位人気馬が着順こそ入れ替わりはあったが、こぞって上位入線を果たしている。例外は5番人気のアダムスピークだが、それとて殿だったことを考えると実力云々よりも何かしらのトラブルに見舞われたとするのが妥当だろう。ダービーも回避するようだし、除外しても構わない。しいて挙げるならば、7番人気に支持されるも噛み合わずに12着に沈んだトリップか。確実にダービーでは人気を落とすだろうし、今までの経緯を考えればこれで終わるとも思えない。出走できるか否かが問題ではあるが、出てきたら無視したくない一頭にはなりそう。一番人気ながら5着に負けたグランデッツァも人気は落とすだろうが、せいぜい二つか三つだろうし、何よりも鞍上が変わると言うのがネック。乗り替わりでダービー制覇は未だない。あって着止まりだろう。
そうなると、ダービーで買えるのは皐月賞上位組だけ、という何ともつまらない結論になってしまう(そう思う心が、過去の惨敗を刻むはめになったわけだが)。しいて挙げるとすれば、コスモオオゾラは相変わらず人気に成りづらいだろうから、あえて積極的に狙ってもいいかもしれない。

次回は別路線組。

直感が全てを駆逐する。

NHKマイルと言えば、2003年のレースが悔やまれる。幾度となくぼやいて来たが、一週間まで本命はエイシンツルギザンだった。ニュージーランド・トロフィーで万馬券を獲らせてもらった馬だったし、そこはかとなく走りに惹かれたからだ。
しかし、当時は競馬にはまりたてて、寝ても覚めても競馬、競馬、競馬。一週間もあれば、あらゆるデータを引っ張り出してきて、出走各馬を詳細に検討することができたわけだ。そして導き出した結論が、ニュージーランド組はいらない、ということだった。愚行としか言いようがない。
時として、データが思考の邪魔をすることもある。直感がデータを駆逐する、と言ってもいい。残念ながら、直感が全て凌駕してくれたことは以降ない。しかし、今回は何となく閃くものがある。

皐月賞は着順ほど負けていないモンストール。
皐月賞は00大きく負けたが、三連勝の実績が捨てきれないゼロス。
いっそダービーに出てきて欲しいジャスタウェイ。

この一点が本線。プラス加えるならば堅実なオリービン。

悪くない直感だと思うのだが……。

ちょっとした賭け。

前回の記事で、天皇賞・春でちょくちょく二桁人気馬が馬鹿憑きしたように走るってことを書いた。
メイショウドンタク(16番人気3着)
マイネルキッツ(12番人気1着)
エリモエクスパイア(11番人気2着)
スズカマンボ(13番人気1着)
ビッグゴールド(14番人気2着)
イングランディーレ(10番人気1着)
と言った按配なのだが、不思議なことが一つ。同じ人気の馬が一頭もいない。もともとオッズなんてものは馬券購入者が作り上げるもので、その数値自体に何の意味がないってことは自明の理なのだが、通常の予想では到底導きようがない鬼馬券を獲るには、第三者的と言うか眉唾と言うか胡散臭い符号のようなものに乗っかるのも手だとは思う。そうなると、過去まで来ていない人気は15番人気、17番人気、18番人気。
現在のオッズを見ると、15番人気ビートブラック、17番人気トウカイトリック、18番人気モンテクリスエス。この3頭を馬券に絡めてみるってのはかなりの博打。だが、メンバーを見渡して確実なるステイヤーってのが存在しない以上、そしてオルフェーヴルが17頭をあっさり駆逐する可能性が高い以上、どんな馬が残り、突っ込んでくるかは分からない。
ちなみに仮にオルフェーヴルが馬券に絡んだとして、トウカイトリックとビートブラックとの組み合わせになった場合、2662.1倍。遊びで買うには充分だ。


プロフィール

タカアキ

FC2アクセスカウンター
おすすめの一冊
 
 
 
天気予報

-天気予報コム- -FC2-